日本が抱える子どもの貧困問題は衣食住など必要最低限の生活水準が満たされていない絶対的貧困ではなく、その国の中の生活水準に対して適正な水準での生活が難しい相対的貧困です。
※相対的貧困の定義,.年間の手取りの中央値の半分以下で暮らしている状態(例)親子2人世帯(ひとり親世帯)の場合年間170万円
現在7人に1人の子どもが貧困状態にあり、母子家庭に限ると2人に1人の子どもが貧困状態となっています。
貧困状態により子どもの教育機会は制限され、学力や進路にも大きな影響を与え、結果としてその子どもの家庭が再び貧困に陥る可能性が高くなります。
自宅で勉強をすればいいと考える方もいるかもしれません。
しかし貧困家庭の多くは学校以外に学習する環境がなく、また保護者が学習をサポートする時間を取ることができません。
そのため私たちは子どもたち誰もが努力次第で将来が開いていく状態を作るためにも、社会でみんなで子どもたち誰もが学ぶことができる環境を整備することが必要であると考えています。