群馬大学教育学部学生へ不登校支援の講義を実施

昨年にひきつづき、群馬大学教育学部4年生を対象に不登校支援の講義を代表とフリースクール事業責任者とともに実施いたしました。「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によれば不登校児童生徒数 244,940 人(前年度 196,127 人) となり過去最高となりました。また不登校児童生徒のうち、学校内外の施設や機関等で相談・指導等を受けていない不登校児童生徒は全体の36.3%となり、どこにも繋がっておらず孤立している子どもが多くいることもわかりました。

不登校の要因はさまざまです。家庭の問題、先生の問題、友人関係の問題、学習の問題。

しかし、こうした問題は不登校にならなくても普通に起こり得る問題です。

それではなぜ不登校になる子どもとならない子どもが存在するのか。

私たちの答えは居場所です。

子どもの問題を受け止め、支えてくれる場所。子どもが悩み苦しんでもまた頑張ろうと思える環境。

そんな環境を持った場所を居場所と呼び、それが今ままでは家庭が普通に担っていました。

しかし現在新型コロナウイルス感染拡大や世界情勢の悪化により、子どもを支えるべき大人も不安定な環境にあります。大人であっても余裕がなければ支える役割を担うことは難しい、それが顕在化しているのかもしれません。

ただそれは子どもには関係ありません。学校を含めた社会全体で子どもを支えていく必要性をフリースクールの取り組みを通してお伝えさせていただきました。